FacebookページとFacebookグループの使い分けについて考える。

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Facebookには個人的に使うタイムラインのほかに、自身のコミュニティや他者とのコミュニケーションを深めるためのツール、Facebookページやグループがあります。

このFacebookページとFacebookグループの違いや使い分けについて相談が多いので、事例を元にまとめてみました。

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FacebookページとFacebookグループの違いについてまとめてみた

Facebookページは1人でも開設できるが、Facebookグループは2人以上いないと開設できない

まず初めに、FacebookページもFacebookグループも共にFacebookアカウントを持つ人なら誰でも作成できます。

ただし、Facebookページは1人でも開設できますが、Facebookグループは仲間づくり、コミュニティを活発に、円滑に動かせるようにするためのツールという性質上、Facebookアカウントを持つ人が2人以上いないと開設できません。

Facebookページとは「最新情報を提供する場」。

Facebookの公式サイトにあるFacebookページの説明は以下のとおりです。

企業、ブランド、組織、著名人がFacebook上で情報を発信し、人々とつながるための手段がFacebookページです。Facebookページはプロフィールと同様、ストーリーやイベントなどでカスタマイズできます。ページに「いいね!」した人や、ページをフォローした人は、ニュースフィードを通じて最新情報を知ることができます。

Facebookページとは引用にもあるとおり、Facebookページに「いいね」をしてくれた人や「フォロー」してくれた人のニュースフィードに投稿した情報が流れるようになります。

これはFacebook上の友達の投稿と同じように自身のニュースフィードに情報が流れてくるのと同じです。

Facebookグループとは「グループメンバーとの交流を深める場」

Facebookグループの説明をFacebookのヘルプから引用すると

グループは、特定の人々と共通の趣味・関心について交流するための場です。家族間のコミュニケーションのため、仕事を離れたスポーツチームのため、読書クラブのためなど、グループはどんなテーマや目的についても作成できます。また、グループの参加者や公開対象に応じて、グループのプライバシー設定をカスタマイズできます。

特定というと難しい感じがしますが、要は同じ趣味や関心を持つ人や同じコミュニティに属する人たちどうしの情報交換を活発化させられる、深められる場をFacebook上に作るというイメージ。

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FacebookページとFacebookグループの使い分けについて考えてみる

サークルを主催している人が「Facebookのページとグループのどちらかを使いたいけれど、どちらを使えばいいのかが分からない」と相談にこられました。

FacebookページとFacebookグループではできることが違いますので、相談者が何をしたいのかを聞き出していく過程を通してFacebookページとFacebookグループをどう使い分ければいいのかを書いてみたいと思います。

活動の様子を紹介したいのであればFacebookページがおすすめ

サークルを主催している人、仮にAさんとしますが、Aさんは自分たちがやっているサークル活動がどんなものか、日々の活動の様子を活動に参加していない人に伝えたいという思いがありました。

この中のポイントとしては、サークル活動に参加していない人にも伝えたい、です。

サークル活動に参加していない人というと漠然としていますが、これにはFacebookアカウントを持っていない人も含まれているとすれば、Facebookページ一択になります。

FacebookページはFacebookアカウントを持っていない人にも見てもらうことができる

FacebookページはFacebookアカウントを持っていなくても見ることができます。ざっくりといってしまえば、Facebookの機能を使ってホームページやブログを持つようなイメージです。

サークル活動を紹介しているパンフレットやチラシにFacebookページへのQRコードを印刷し、イベントに参加した時などに配布すれば、活動に興味のある人に向けた玄関がひとつ増えることになります。

FacebookページにはCTAボタンがひとつ設置できる

さらにFacebookページには「CTA」ボタンをひとつ設置することができます。

CTAとは、Call To Actionの略で、ボタンをクリックすれば電話をかけることができたり、メールを送信することができたりする仕組みのことです。

Facebookページにメール送信のCTAボタン(Facebookページのカバー写真下にある青いボタン)を設置しておけば、サークル活動に興味や関心のある人から連絡をもらうことができます。

Facebookページからのお問い合わせをメッセージで受け取る

FacebookページにはCTAボタンが2つ付けたい場合は広告扱いになるので有料となりますが、1つなら無料で付けられます。

Facebookページに追加できるCTAボタンに設定できるアクションは

  • 予約ページへの誘導
  • お問い合わせ
  • メッセージを送信
  • メールを送信
  • 今すぐ電話
  • 登録する
  • 動画を見る
  • 詳しくはこちら
  • 購入する
  • クーポンを見る
  • アプリを利用
  • ゲームをプレイ

などです。

Facebookページに表示させることができるCTAボタンの種類

Facebookページに表示させることができるCTAボタンの種類

Facebookページのインサイトで投稿を分析できる。

また、Facebookページにはインサイトという機能があります。

インサイトとはFacebookページに投稿した内容がどれくらいの人に見られているのか、どんな時間帯に見られることが多いのかが分かる、アクセス解析のような仕組みのことをいいます。

Facebookページの「いいね」が増えない
Facebookページを開設して1ヶ月ほど経過しているが、いいねが増えないと相談されました。Facebookページのいいねを増やすためにできることを書いてみました。

Facebookページは複数の人で管理・運用できる

Aさんが「できればサークルのメンバーにも投稿に参加してもらいたいんだけど」とおっしゃいました。Facebookページを作成するのは1人でもできますが、複数の人が投稿することもできます。

Facebookページに投稿するとき、メンバーを管理者または編集者という役割で招待し、そのメンバーがそれを承認した状態になれば、Facebookページへの投稿名はFacebookページ名での投稿になります。

Facebookページに投稿できる人を増やす方法とFacebookページの管理権限について
Facebookページの管理権限には「役割」というものがあり、複数の人が管理していくうえでの権限を付与することができるようになっています。

興味や関心が同じ人と情報を交換したりディスカッションがしたいのであればFacebookグループを作るといい

Aさんが主催しているサークルではハンドメイド作品を制作されています。イベントなどに出店すると同じハンドメイド作品を制作するグループとの交流が生まれました。

ハンドメイド作品を愛する人たち同士です、あのイベントに参加するといいよとか材料を購入するならこの店がいいよといったように活動に役立ちそうな情報を交換したり、合同でイベントに出店したいと考えるのであれば、ディスカッションも必要でしょう。

メールや電話、LINEでのやり取りでもOKですが、Facebookグループを使うとこんなことができるようになります。

Facebookグループのやり取りを見られたくないなら公開範囲を「秘密」にする

そんな話をしていたら、交流している様子を他の誰かに見られてしまうというのが分かると積極的なやり取りが行われないんじゃないかと言われました。

Facebookグループへの投稿は個人アカウントで行われるので誰がどんなことを投稿したのかが分かるようになっています。

Facebookページへの投稿は、Facebookページ名での投稿となるので誰が投稿しているかはFacebookページのメンバー以外には分からないようになっています。

Facebookグループへ誰がどんな投稿をしているのかが分かる事に抵抗があるなら、Facebookグループの公開範囲を「秘密」にするといいよとお伝えしました。

Facebookグループの公開範囲のひとつである「秘密」とは、Facebookグループに入っているメンバーだけがそのやり取りを読むことができます。

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Facebookグループのファイル共有は使える

わたしはいくつかFacebookグループを持っていますが、一番ありがたいのは「ファイル共有」です。行政や仕事先から送られてくる文書をスマホで撮影し、PDFデータにしてFacebookグループで共有することができますし、Wordで作成した文書をFacebookグループで共有し、ダメ出しをもらうこともあります。

Facebookページはどちらかというと外向けに情報を発信できるツールです。広報的な使い方が向いていると思います。

反対に、Facebookのグループは内向け。同じ興味関心がある人たちが交流を深める場として使っていくのが向いていると思います。

どちらのツールを選択するにせよ、一番に考えていただく必要があるのは「周知」なのか「コミュニケーション」なのかという目的です。

目的に合わせて、Facebookページとグループを使い分けられると、効果的なツールだと思います。

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