今回お請けした案件でいつもとは違うネット印刷会社さんを利用することになりました。昔に比べると、ほんと、Web入稿できる印刷会社さんて増えましたよね。どこにお願いするか、結構迷います。
いつも利用しているところなら入稿データの作成には慣れているのでさほど時間を要しないのですが、入稿するデータの種類によっては、確認事項が多くてちょっとドキドキしてしまいました。
ネット印刷会社さんを利用する時は、テンプレートがあれば利用するようにしています。もちろん、今回もテンプレートをダウンロードして利用したのですが、PDFデータにする際、最後の最後で詰まってしまいました。
「ラスタライズ効果の解像度が72dpi以下です」 警告が消えない…
Illustratorの「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」だった
結論から言うと、PDF作成マニュアルに書かれていたラスタライズというのは、「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効果設定」のことだったんですが、同じ「効果」メニューの中にも「ラスタライズ」があって、そちらを設定してしまっていただけだったんです。
分かってしまえばなんて簡単なことに気づかなかったんだとショック。
ちゃんとマニュアルを読めば分かったのに読み飛ばしてしまったようで、20分ほどもがいてしまいました。
ちなみに「ドキュメントのラスタライズ効果設定」とは、ドロップシャドウやぼかしなどの効果メニューを適用した部分の状態を設定する画面のことらしいです。
印刷会社によって、また入稿するデータの種類によって設定が細かく違っているので、印刷依頼を出す前に、入稿データの作成方法はちゃんとチェックしておかないといけませんね。
Illustratorで作成したものをPDF入稿するときの設定項目はプリセットとして保存しておきましたが、今回の「ドキュメントのラスタライズ効果設定」はデータの作成時に設定したほうがいいかもとそれ用のファイルを別に保存しておくことにしました。
この手のもの(入稿マニュアルなど)を画面上で読むと読み飛ばしてしまうので印刷して読めるようにファイリングしておきました。