個人で利用しているInstagramアカウントとは別に、自分が勤めているところや関わっているところのInstagramアカウントを、自分のInstagramアプリに共有アカウントとして追加して運用することができます。
Instagramアカウントを複数の人で共有することはできる?
Instagramアカウントをメールアドレスで作成、パスワードを共有すれば複数の人で投稿できる
Instagramアカウントを複数の人で共有するには、共有するInstagramアカウントを作成し、Instagramアカウントとパスワードを共用することになります。
通常、Instagramアカウントを作成するにはFacebookアカウントを使う方法がよく使われますが、複数の人で1つのInstagramアカウントを共有するなら、そのアカウントはメールアドレスで作成します。そのメールアドレスも個人利用のものではなく、Instagramアカウント用に作成し、代表者が管理できるようにしておきます。
共有するInstagramアカウントを、Instagramアカウント用に作成したメールアドレスで作成、共有する人がそれぞれのInstagramアプリ上で、右上の三本線をタップ→設定とプライバシーをタップ→アカウントを追加→既存のアカウントにログインをタップし、メールアドレスとパスワードを入力します。
個人のInstagramアカウントとは別に共有するInstagramアカウントが追加できたら、Instagramアプリの右下にある個人アカウントのプロフィールアイコンを長押し→共有しているInstagramアカウント名をタップすると、共有アカウントに切り替えることができます。
Instagramアカウントを共有する際の注意点は?
Facebookページの場合、個人のFacebookアカウントをFacebookページのユーザーとして追加し、それぞれのユーザーに対して権限を付与する形になるのですが、Instagramアカウントにはユーザーや権限といったものを設定することはできないので、共用しているすべての人に同じ権限が付与されることになります。
特に注意が必要なのは、共用している人がInstagramアカウントの共用から抜けるとき。先日、こんなことがありました。
ある団体の方から団体活動をInstagramで発信したいのでやり方を教えてほしいと依頼を受け、団体用のInstagramアカウントを作成し、Instagramで発信するスタッフのアプリに共有アカウントとして追加させていただきました。
先日、団体の方から「アカウントが削除される予定です」とメールが届いたと連絡がありました。
通知を確認するとやはりアカウントが削除されていました。この方のお話によると、アカウントの削除はされていないとのことでしたが、Instagramの共有アカウントはFacebookページとは違って、1つのアカウントを共用しているにすぎません。
団体のInstagramアカウントを共用しているスタッフにアカウントを削除したか尋ねてもらったところ、団体を辞めるスタッフが共有アカウントから抜けようとしてInstagramアプリから「アカウントの削除」を行ったことが分かりました。
Instagramアカウントを削除しても30日以内であれば復活させることができます。Instagramアカウントを復活させたところで、お辞めになるスタッフにはInstagramアプリで共有アカウントからログアウトしてもらいました。
複数の人で共有しているInstagramアカウントから抜けるには「ログアウト」しよう
共有しているInstagramアカウントから抜けようと「アカウントを削除」を選択してしまうと、アカウントそのものが削除されてしまいます。
共有する必要がなくなったInstagramアカウントから抜けるには、ログイン情報を残さないように設定しログアウトを行いましょう。
- 共有しているInstagramアカウントを開き、画面右上にある三本線のアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「セキュリティ」をタップ
- 「ログイン情報を保存」をオフにする
- 「設定」に戻り、「ログアウト」をタップ
- Instagramアプリに追加されているアカウント一覧が表示されるので、共有(抜けたい)しているアカウント名が選択されている(チェックが入っている)のを確認
- 「ログアウト」をタップ
- 「ログイン情報を保存しますか?」と出るので「後で」
- 再度、「〇〇(共有している、抜けたいアカウント名)からログアウトしますか?」と確認画面が出るので「ログアウト」をタップ
共有しているInstagramアカウントから特定の人を外すことはできない
逆に、共有しているInstagramアカウントから特定の人を外したい場合はどうすればいいでしょう。
こちらから特定の人を外すことはできないので、その方に事情を説明して上の操作を行ってもらうしか方法はないようです…。
SNSアカウントを共有するメリット・デメリット
InstagramなどSNSアカウントをスタッフや仲間で共有することに関しては、メリットもあればデメリットもあります。
大きなメリットといえば、投稿する人が増えるので投稿の機会が増えること、ではないでしょうか。また、一人で投稿するよりも複数の人がSNSにかかわることでユーザーとのコミュニケーションも増えますし、投稿者どうしも「こんな投稿どうだろう?」「この投稿良かった」などとコミュニケーションもより深まります。
反対に、投稿内容に統一感が生まれにくかったり、個人アカウントと勘違いして投稿してしまったり、個人的感情で投稿したものが炎上してしまったりする可能性が、一人で投稿しているより増してしまうのがデメリットになるかと思います。また、複数の人がログイン時に必要な情報を持つことになるので漏洩の危険もあります。
複数の人でInstagramアカウントを共有するなら投稿内容も含めたルールを設ける、人が抜けたらパスワードを変更しておく、といったことは最低限行ったほうがいいと思います。