SNSを使っている人なら一度は目にしたことがある「#」が付いたリンクのような文字列。このキーワードの先頭に「#」が付いているものを「ハッシュタグ」と呼んでいます。
ハッシュタグには使い方のルールのようなものはなく、あるのは「暗黙の了解」的なもの。だからといって何でもかんでもハッシュタグをつければいいというものでもないです。
今回はハッシュタグについて基本的なお話から効果的な使い方までを書いてみたいと思います。
ハッシュタグはどんなときに使うもの?
ハッシュタグの始まりはTwitterだと言われていますが、現在多くのSNSや一部のブログサービスでもハッシュタグを使うことができるようになりました。
ハッシュタグというのはキーワードで人や情報をつなぐ役割を持っています。
たとえば、SNSに美味しいスイーツの情報を投稿したとき、ハッシュタグを付けるとすれば「#スイーツ」とか「#イチゴショート」とか、後はお店の名前だったりします。
このハッシュタグは投稿同士をつなぎ合わせることができます。自分が投稿した「#スイーツ」をクリックしてみると、同じ「#スイーツ」というハッシュタグを付けた投稿がまとめられて表示されます。
気に入った投稿があれば「いいね」などアクションすることで、フォロー・フォロワー以外のつながりが生まれる。そんな使い方をします。
ハッシュタグの付け方を間違えるとハッシュタグとして認識されない
ハッシュタグの付け方には決まりがあって、投稿の内容と区別するため、文末に半角スペース、または改行してから半角の「#」を入力し、ハッシュタグにしたいキーワードを入力します。
例:
#花 #ひまわり #夏 … 〇
# 花 … ×(#と花の間に半角スペースが入っている)
#花#ひまわり … ×(2つめのハッシュタグの前に半角スペースが入っていない)
#花 #ひまわり #夏 2018 … ×
(3つめのキーワードの間に半角スペースが入っているので、ハッシュタグとして認識されるのは「花」と「ひまわり」と「夏」だけ。「2018」はハッシュタグとして認識されない。「夏2018」ならOK)
ハッシュタグを効果的な使い方について考える
ハッシュタグは付け過ぎても効果薄?
ひとつの投稿に対して付けることができるハッシュタグの上限数は決まっているのか、調べてみましたが、規定されていないようです。
ただし、SNSによっては、文章量が多くなると「続きを読む」をクリックしないとハッシュタグが表示されないものもあります。
見えているハッシュタグのあとに投稿があるとは考えづらいためか、「続きを読む」をクリックする人は少ないようですので、ハッシュタグの数は、SNSによって変えたほうがいいのかな、と個人的には思います。
つながりのないアカウントの投稿もハッシュタグで検索できる
SNSでは投稿を検索する機能がありますが、検索対象としてハッシュタグも含まれますので、自分が気になっていることなどを検索する人も多いと思います。
たとえば、ハンドメイドが好きな人が「ハンドメイド」で検索すると、「ハンドメイド」という言葉を使った投稿やハッシュタグが見つかります。
投稿者とフォロー、フォロワーの関係じゃなくても、相手が投稿を見ることができる人を制限していない限り投稿を見ることができます。また、投稿に対してリアクションすることもできます。
ハッシュタグがきっかけとなって、共通の趣味や興味を持つ人にフォローされたりフォローしたりすることができますし、投稿内容が良ければシェアしたりリツイートしたりしてもらえるかもしれません。
Instagramならハッシュタグ自体をフォローすることができる
Instagramは、ハッシュタグ自体をフォローすることができます。
地元の情報をゲットしたいと思えば、県名や市町村名の入ったハッシュタグをフォローしておくと、そのハッシュタグを使った投稿が集められます。
Instagramのハッシュタグのフォロー、情報収集に便利なのでよく使っています。
ハッシュタグに入れるキーワードにはどんなキーワードを使う?
ハッシュタグに入れるキーワード、どんなキーワードを入れればいいの?と聞かれることがあるのですが、基本的には投稿自体に関係ある言葉であることが前提です。
たとえば、お昼に食べたラーメンが美味しかったと投稿するなら、ハッシュタグには「ラーメン」、「ランチ」、「(地名)ランチ」なんかどうでしょう。あ、最近流行ってる?「飯テロ」というキーワードもありかもしれませんね。
パッチワークで作ったポーチの写真を投稿するなら、「パッチワーク」「手作り」「手作りポーチ」なんかどうでしょう。
遊びに行った観光地の写真を投稿するなら「観光地の地名」「観光地の地名施設名」もありかも。
他には、毎回同じキーワードを入れるとか。お店でSNSを使って情報発信するなら店名は毎回入れるとか。
Instagramはハッシュタグを使うことで拡散性が高まる
InstagramにはFacebookでいうところの「シェア」、Twitterでいうところの「リツイート」がありません。
Instagramでは気に入った投稿があってもシェア、リツイートできない(アプリを使えばできるらしい)ので、投稿が拡散される可能性が他のSNSと比べると低くなってしまいます。
なので、Instagramでより多くの人に投稿を読んでもらいたいのであれば、ハッシュタグを使って拡散性を上げるのが効果的であるといえます。
ハッシュタグとは?効果的な使い方とは?のまとめ。
ハッシュタグとは、#で始まるキーワードのことで、キーワードで投稿者同士をつないだり、情報を拡散させたりすることができるものです。
ハッシュタグの付け方には一定の決まりがあり、せっかく入れたハッシュタグがハッシュタグとして認識されていない投稿をよく見かけます。
ハッシュタグがきっかけで今まで接点がなかった人とつながることができますし、拡散性を高める効果もあります。
SNSの種類によっては「続きを読む」の先にハッシュタグが入ってしまうことがありますが、よほど興味深い書き出しでないと「続きを読む」をタップされることは少なく、ハッシュタグまで見てもらえないこともあるので、文字数などもいろいろ工夫してみるといいかもしれません。