パソコンインストラクターになりたい人にお伝えしたいこと。

わたしが所属するNPO法人は社会教育推進という活動目的の元、パソコン操作を学ぶ場を提供しています。今の時代、ペーパーレス、オンライン上のコミュニケーションなどに有効なIT技術の習得は必須だと考え、実行しているのですが、そこに「パソコンインストラクターになりたい」という人がやってきます。が、たいていの人はすぐに辞めてしまいます。それはなぜかというのをうちの事例を元に考えてみようと思います。

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一昔前のIT教室やパソコン教室と今は違う

一昔前は、パソコン教室=仕事に活かすため、職場にパソコンが導入されたためというニーズで中高年の方を中心に教室に通われていました。

ところがここ最近のニーズはパソコン=仕事に加え、パソコン=遊び・余暇・趣味へのニーズが増加しているように思います。

一昔前は職場にパソコン自体が数台しかないようなところばかりで、数名がパソコン操作を担当しているだけで全員が使う必要などない、というような感じでした。

今は一人に一台パソコンが準備されているような時代です。一昔前にこのような状況になっていたらパソコン教室は大繁盛していたでしょうね。

ところがいま、パソコン講習を開講しても募集枠いっぱいになることはあまり無くなりました。一人に一台パソコンが準備されているような状況なのに・・・。こうなればパソコン教室は大賑わいのはずなのですが、そうならないのは何故か。

操作を習わなくても操作できる人が増えたから、ですよね。

今じゃ、小中学校でパソコン操作を習う時代です。幼児がタブレットをちゃちゃっと操作しちゃう時代です。生まれる前から「IT」がそこにあった世代が社会にどんどん輩出されてくるわけです。

パソコンがいきなり職場にやってきた世代は、定年を迎えられている人の方が多くなっています。(65歳~)

パソコンの便利さを知っている(職場で使っていたか、使っている人を見ていたか)人が、今度は地域や家庭でパソコンを始めとしたITを使い始める、ということは、余暇や趣味、地域活動にITを使う人が増える、というわけです。

この余暇や趣味、地域活動などにITを使いたい人のニーズに応えられるパソコン教室って、個人的な感想ですが、教室運営が難しいんじゃないかと思うのです。

それは、求められる操作技術の幅が広すぎるからです。

仕事に使うとなれば、多少難しくても効率よく進められる方法をお話することができればニーズに応えることができます。それなりにマニュアルやテキストも市販されているので、学びの流れも正直作りやすいです。

ところが、余暇や趣味、地域活動となると対応範囲が広すぎて学びの流れを作るのは難しいです。目的を持って通ってもらえるならいいのですが、そうじゃないんですよね。

これを教室形態で・・・ってなるとなかなか難しいのではないかと考えます。

関連記事 パソコンインストラクターに求められているものの変化について

「習う」より「分からないことを聞く」のほうがニーズは多い

パソコン教室にも一対一で教えてくれるところから集団講習を行っているところ、動画を見ながら操作を覚えるところなどいろいろな形態がありますよね。

でも教室というからには「教える内容が決まっている」。違うことを聞けないし、必要ないのに・・・なんてこともあるし。これはよく耳にします。

だったら、ということでうちが始めたのがパソコン相談。何でも聞いてもらっていいですよ、っていう会。1ヶ月に2回ほどしか今はできませんが、3時間で多いときだと17名ほどご来場されます。

聞かれる内容は千差万別。おまけに予約不要にしたから何を聞かれるかその場まで分かりません。毎回、ちょっと冷や汗かきます。

よく毎日してくれたらいいのに~と言っていただけますが、それをするとスタッフが誰もいなくなります(笑)

おかげでわたしはたくましくなりました。この相談をしていなければ、今ほどの知識や経験を積むことはできなかったと思います。

ただ、この方法だと「困ったときにしか来てもらえない」、つまり「問題が解決したら来てもらえない」というわけですので、教室経営が難しくなりますよね。スタッフの育成に経費がかかります。たとえ相談者が来なくても対価は発生しますから。うちの団体でも現状、月2回がやっとな状況です。

これからパソコンインストラクターになりたいと思っている人へ

正直な話を書けば、パソコン教室ならマニュアルがあるし、インストラクター育成の場があります。そういうところで働くことができればパソコンインストラクターにはなれると思います。

が、そのパソコン教室のマニュアルに載っている以外のこと、例えばSNSなどの新しいサービスやIT技術の進歩に関するニュースなどに常にアンテナを張り続ける必要があるとわたしは思います。

マニュアルに頼ってばかりいたらスキルの蓄積はできません。常に意識をしながら情報収集にあたることを続けていくことは大事なことだと思います。

ただし、自分のやり方を押し通すのはご法度です。教室で働くのであれば、その教室運営方針に沿っていかない人材になってしまってはいけないとも思います。

自己流は通用しません、マニュアルがあるのですから。

わたしは常に思うのですが、パソコンスキルを上げることよりも大事なことは、協調性であり、コミュニケーション能力だと思います。

これからパソコンインストラクターになりたいという方は、好奇心を常に持ち、アンテナを張り巡らせ、IT知識以外の知識を得たり経験したりして行く必要があるんじゃないかと思います。

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