ホームページは開設して終わりじゃない。ホームページは育てていくもの、です。

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調べ物をしようとネット検索をしたら、調べたいことが掲載されていそうなホームページを見つけたので見てみると、掲載されている情報がいつのものだか分からないようなホームページでした。明らかに手を入れられていないと分かるホームページは空き家と同じです。

ホームページを開設したからといって放置していてはいけません。そのことを事例を紹介しながら書いていこうと思います。

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ホームページは開設して終わりじゃない。ホームページを空き家にしないためにできることを考えよう

ホームページに掲載されている情報が古い

わたしはフリーランスとして仕事をしながら週に1~2度、パソコン教室でインストラクターをしています。

ある日、ネット検索の授業をしていたときのことです。教室の仲間と一緒にお出かけしようという話になって、どうせならネット検索を使って情報を集めながらお出かけ用のしおりを作りませんか?とご提案。

皆さん、楽しそうにネット検索をしてお出かけしたい場所を調べていました。すると受講者が「お昼はここでご飯食べようか」とあるホームページを見つけました。

そこは岐阜県にあるお店だったのですが、ホームページの作りが見るからに古い。いつ更新されたかも掲載されていませんでした。

そこで受講者に「大勢で行くから予約しておいたほうがいいですね。お食事の価格も一緒に確認しておきましょうか」と声を掛けました。実は内心思っていたのです、明らかに作りが古いホームページです。情報が最新である可能性は価格も含め低いのではないかと。

案の定、お食事の価格は値上がりしていました。「先生、なんでわかったの?」と皆さん不思議そうな顔をしていました。ホームページを見れば分かります。これは明らかに開設したけれど放置されている、空き家のようなホームページだと。

放置されたホームページのもたらすデメリットを考えてみよう

実はこのようにホームページを開設しただけ、もしくはしばらくは手を加えていたかもしれないけれど今の時点では手を入れられていないと分かるホームページはたくさんあります。

上の事例はもっと驚くことに、お店の人自体が自分の働いているお店にホームページがあることを知らなかったのです。こんなことはあってはならないのですが、現実、そういうお店は非常に多くあります。

また、もっと驚くことに同じ店舗や企業、団体のものだと思われるホームページがいくつも検索結果に表示されることだってあります。ひどい事例となれば1つの店舗に4つのホームページがあり、さらにブログが2つもあったことがありました。

昔より敷居が低くなったホームページの開設

一昔前までホームページを開設しようとすれば相当な労力や費用を必要としました。ところがここ数年、無料で、しかも専門的な知識がなくてもホームページを開設できるサービスが登場してきました。

ホームページ作成サービスについて考える
ホームページをブラウザ上で作成・開設できるサービスがどんどん増えてきました。ホームページ作成サービスのメリット・デメリットについて書かせていただいています。

あれだけの費用(簡単なホームページでも30万円以上)と労力をかけなければ開設できなかったホームページが、無料で、しかもブラウザとメールアドレスさえあれば開設できてしまう。

とても便利な時代になったともいえますが、逆にいえば費用も労力もかけなくて済むというのが悪いほうに働き、開設されただけで手を加えられることなくインターネット上にあるホームページが非常に多くなりました。

ホームページの保守・維持に関する話し合いができていない事例もある

また別の事例ですが、知り合いが経営する旅館のホームページに掲載されていた宿泊料金が違っていたので連絡したことがありました。

すると、「業者に作ってもらったホームページなので修正してくれと言ったら追加料金がかかると言われた」と旅館の人は言うのです。「そりゃ費用はかかりますよ」と言うと「ちょっと直すだけじゃないか」と憤慨されました。

内心、連絡するんじゃなかったと思いながらもこのまま放置するわけにもいかないと、業者さんとの契約内容が分かるような書面はないかと聞いてみると、これまた驚くことに契約書のようなものは一切手元にないというのです(契約書を交わしていないのか紛失したのかは不明)。

請求書が残っていたので見せてもらうと、まさかの「ホームページ制作一式」の文字が。見積書も確認しましたが同じ内容でした。

つまり、このホームページを作成した業者は「ホームページ開設のみ」、ホームページの修正追記などを含めた保守契約についての話をした形跡がない。もしかしたら保守について話をしたけれどこの旅館の人が断っている可能性も無きにしも非ずですが。

この他にも、ホームページの保守管理を従業員に任せていたけれど、その人が辞めてしまったので更新ができないという話もよく聞きます。

従業員が辞めると分かった時点で引継ぎが行われなかったのか?と話を聞いたときは思いましたが、完全にお任せ状態にしていたので、ホームページの詳細すら把握できていないという社長さんや管理者の声を聞くと、なんともいたたまれない気持ちになります。

それから、ホームページを知り合い(本職じゃない人)に頼んで作ってもらったが、最近「忙しいから」と更新や修正を頼んでも引き受けてくれなくなったという話もよく聞きます(実は、この手の相談が一番多かったりもします)。

ホームページの開設時は高い関心が、時間の経過でどんどん低くなっていく

上のような事例をもとに考えてみると、ホームページを開設するという点には関心が高いですが、ホームページの制作を依頼する側として「開設したらOK」という考え方をされる人が意外と多いように感じます。だからか、ホームページ開設後の動きについて、保守を含めても考えることは少ないように思います。

これからホームページを開設しようと考えているなら、ホームページは開設自体を目的とせず、周知が目的であるなら更新、集客が目的であるなら見直しや追記が必要だということまで考えてからにしたほうがいい。

ホームページを開設してからもあなたのお店や企業、団体は日々進化していきます。それにあわせてホームページも進化させていく必要があると思うのです。

ホームページを開設した後のことも考えたパートナー選び

ホームぺージを制作する立場のわたしがいうのもなんですが、ホームページを開設するのに一番適した人は誰かといえば、間違いなく「あなた」なのです。

ただ、本来の業務や活動が忙しく、そこまで手が回らないというのであれば、あなたの代わりにそれを担ってくれる人を見つけなければなりません。

それは従業員や団体の人かもしれない。もしかしたら知り合いのパソコン操作スキルの高い人かもしれない。さらにはホームページ制作業者やわたしのようなフリーランスかもしれない。

あなたに代わって、ホームぺージの面倒を責任を持ってくれるパートナーとなり得る人を選ぶ必要があるとわたしは思います。

そして、あなた自身がホームぺージの存在に大きな関心を寄せていてほしい。本業があるのは分かりますが、空き時間にでもホームページを見てほしい。

ホームページのどのページにアクセスが多いのか、検索エンジンにどんなキーワードを入力してホームページにたどり着いているのか、ホームページにアクセスしてくれた人が必要としている情報は何か、そこまで目を配ってくれる人をパートナーとして選んでもらいたいと思います。

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ホームページの維持には費用がかかることを認識しておこう

それから、ホームページの開設に費用がかかることは理解してもらえることが多いのですが、ホームページの維持にも費用がかかることも理解してもらいたいと思います。

そのうえで、費用対効果を考え、ホームページの維持にかけられる費用を算出し、その範囲内でお願いできるパートナーを選んでほしいと思います。また、ホームページの維持にかけられる費用が少ない場合、ホームページの維持をご自身で行うことができるようにしてもらうというのもひとつの手だと思います。

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もしも費用をかけたけれど効果が薄いと感じたなら、ホームページを放置するのではなく、ホームページ自体を削除してほしい。今回の事例にもあるように、放置されたホームページを見て来店・来客があったときのトラブルのもとになるのを避けられるよう、ホームページの維持が難しいなら、ホームページ自体を削除するということも考えのひとつとして持ってほしいとも思います。

ホームページは開設が目的ではない。あくまでも目的のための通過点

ホームページの開設自体が目的になってはいけません。開設は通過点であり、その先に求める目的が必ずあると思うのです。その目的に達するためには、常日頃の手入れが欠かせません。

ホームページを開設した経験がある人ならお分かりいただけるのではないかと思いますが、開設当初はどうしても我が思いが最優先されがちです。そう、「聞いて!聞いて!」という子どものような感覚です。

最初はそれでもかまいません。というか、そうでなくてはなりません。

わたしはホームページの開設の依頼を受けた時、その「聞いて!聞いて!」を全部受け止めるところから始めます。それを具現化し、そぎ落としていくのがわたしの制作者としての役割だと認識しています。

どんな情報を発信することができて、どんな情報が求められているのか、その両者の立場に立って客観的に制作していく。それがわたしの役割だと考えて依頼をお受けしています。

最初は「聞いて」だけでもいいのです。それをいろいろな視点から継ぎ足したり、そぎ落としたりしていくことで、ホームページが育っていく。わたしはそう考えています。

ホームページは開設して終わりじゃありません。開設がスタート、なのです。

ホームページ開設・運用、リニューアルのご相談や、SNS・ブログの運用サポート、市民活動団体のIT活用提案・サポート、Webライティングを行っています。
また、県内各所にてパソコン操作講習会やSNS活用セミナーなどの講師もしています。

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