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「ワークショップ」とは。ワークショップに参加して思う理想のワークショップについて考える

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仕事術

イベントのフライヤーや行政が行う講座の中に「ワークショップ」という言葉が登場するようになりました。

ワークショップとは何か、実際にワークショップに参加した経験や調べた結果などをあわせて書いてみようと思います。

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そもそも「ワークショップ」って何を意味する言葉なのか

ワークショップという言葉をネットで調べてみると2つの意味が掲載されていました。

  1. 仕事場。作業場。

  2. 参加者が専門家の助言を得ながら問題解決のために行う研究集会

  3. 参加者が自主的活動方式で行う講習会

わたしが参加したことのあるワークショップは、2つめの「研究集会」にあたります。行政が行う講座の中にある「ワークショップ」もたぶん2つめのほうの意味で主催されているのではないかと思われます。

他のものを調べてみると

講師の話を一方的に聞くのではなく、参加者自身が討論に加わったり、身体を使って体験したりするなど、参加体験型、双方向性のグループ学習。

と書いてありました。なるほど、このほうがしっくりきますね。受け身ではなく一緒に考えながらことを進めていく、うん、このほうがしっくりくる。

ワークショップとは、「一方的な学びではなく、参加者自身が主体的に前のめりになれる学びの場であり、課題解決に向かう討論を行う場である」という感じなのだろうか。

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ワークショップの参加者とは。どんな人が参加する?

ワークショップに参加して『同じ思想や視点を持つ人ばかりを集めてもうまくいかない』と感じたことがありました。

同じ価値観・環境の人を集めると共有・共感しやすい。でも発展は難しい。

あれはたしか子育て環境について考えるワークショップだったと思う。動員がかかった(市民活動団体にいるとよく動員がかかる)けれど、「子育て?関係なくない?」感が否めず、参加するのを躊躇したけれど、主催者からお誘いいただいたこともあるし、何よりワークショップに対する興味が高まっていたので参加することにしたのですが。

私以外の人はすべて子育てに関わりがある人。わたしは子育て経験があるだけ、なんでそもそも価値観が違い過ぎた。参加者が口にする言葉は専門的であったり、裏側的な話であったりしたから話している内容がまったく分からなかった。

分からないながらも話の途中、どういうことか分からないなりにも(その考え方よりこっちのほうがいいんじゃないか)と思えるような話がぱっと頭に浮かんだ。でも、それを発言できるような雰囲気じゃなかった。口にしたら「え?そんなことは常識ではない」と一蹴されそうな。

約二時間、ただ人の話している様子を見ているだけ、だった。

違う価値観・環境の人を集めると合意形成は難しいけれど気付きは大きい

別のワークショップに参加したときは逆だった。明らかに参加者は環境や思想が違う人だとすぐにわかった。バラバラだった。お互いに様子見もあったけれど、最後は大いに盛り上がり、同じテーブルについた人たちとしっかりFacebookの友達申請を送り合った。

そしてその人たちとは今も付き合いがあって。時々、この時のワークショップで話し合ったことを文字で語り合ったりもして。

この時の印象は「新鮮」だった。普段付き合いのない人たちと同じテーマで話し合うことで「当たり前」だと思っていたことがそうではないことに気付くことが出来た。なるほど、その視点があったか!なんて発見もあった。

先に書いたワークショップと同じ開催時間だったけれど、あっという間に終わってもっと話がしたい!と名残惜しかったのも覚えている。

わたしが思うワークショップに参加する人のイメージは後者だ。ワークショップにすえたテーマに直接的に関わっていない人にも門戸を開き、その人それぞれの視点でテーマについて考え発言する。そこから見える「何か」がとても意義あるものに思えた。

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