Facebookページは情報を周知するために使うFacebookの機能のひとつです。
Facebookページを作成するのは誰でもできますし、ひとりでも作成できますが、ひとりで運用していくよりは複数の人で運用したほうが情報を多く発信できます。
Facebookページの役割を使えば複数の人で投稿することができる
Facebookページには「役割」という機能があります。このFacebookページの役割を使えば、複数の人でひとつのFacebookページを運用することができます。
また、Facebookページに複数の人が投稿しても投稿者名はそのFacebookページの名称となるため、誰が投稿しているかは、そのFacebookページの役割を持つ人にしか分からないようになっています。
Facebookページの役割について
Facebookページには2019年3月8日現在、
- 管理者
- 編集者
- モデレータ
- 広告管理者
- アナリスト
という5つの役割が設定できるようになっています。
この中でよく使われているのが「管理者」と「編集者」です。
Facebookページの管理者とは
Facebookページの管理者とはその名の通り、Facebookページの設定や投稿などすべてを管理できる役割になります。
通常、Facebookページを開設した人が「管理者」として設定されますが、管理を他の人にも任せたいなら管理者として他の友達(Facebookのアカウントを持っている、Facebook上の友達)を追加します。
また、Facebookページには管理者は一人以上いる必要があります。
Facebookページの編集者とは
Facebookページの編集者とは、Facebookページの設定以外はすべて管理者と同じように操作できます。
ちなみに、Facebookページの名称で投稿できるのは先ほどの管理者と編集者の役割を持つ人だけ、となっています。
なので、日々の投稿をお願いしたいけれど設定を変更できる権限を与えたくない場合はこの「編集者」という役割を設定しておくといいでしょう。
Facebookページのモデレータとは
よく間違えられるのが先ほどの編集者とモデレータ。
編集者と同じくモデレータも、Facebookページの設定を変えることはできません。加えて、Facebookページの名称で投稿することもできません。
ただし、Facebookページの投稿に寄せられるコメントに答えたり削除したり、Facebookページの名称を使ってメッセージを送ることができたり、Facebook広告を作成したりすることはできます。
Facebookページを管理したり、Facebookページ名で投稿したり、投稿を管理することはできませんが、Facebookページに寄せられたコメントに応答したり、コメントを削除したり、ページとしてメッセージを送信したり、広告を作ったりすることはできます。
Facebookページの名称で投稿することはないけれど、業務や活動に詳しい人をモデレータに設定することで、Facebookページに寄せられる問い合わせに対応してもらえます。
Facebookページに限らず、レスポンスの速さ、正確さはニーズ対応には必須ですので、投稿してもらうことまではお願いできなくても、問い合わせに回答してもらえるようにすれば来訪者の満足度は上がるのではないでしょうか。
Facebookページの広告管理者とアナリスト
Facebookページの役割である広告管理者とはFacebook広告を管理する人です。投稿や問い合わせに対応する人ではなく、Facebook広告を出す場合に必要な情報(インサイトなど)を確認しながら、よりよい広告が発行されるように管理します。
Facebookページの役割であるアナリストとはデータ分析を担う役割。Facebookページを見ている人、リーチが多い人や時間帯、などを見ながらどんな投稿をすればいいかを分析するのがアナリストの役割です。
基本的には広告管理者もアナリストも外部の人であることが多いです。
Facebookページに友達を追加する方法
まず、役割を追加したいFacebookページを開き、設定をクリックします。
左側にあるメニューから「ページの役割」をクリックし、「新しいページの役割を割り当て」の欄にFacebookページに追加したい友達の名前もしくはメールアドレスを入力します。
メンバーを追加する欄の右端にあるボタン(規定値では「編集者」になっている)をクリックし、今追加しようとしているメンバーにどんな役割を設定するかを選択し、「追加する」ボタンをクリックします。
※パスワードの入力を求められます。
Facebookページに追加したメンバーの役割を変更するには
「既存のページの役割」の欄に表示されている役割を変更したいメンバーのアカウント名横にある「編集する」ボタンをクリックします。
現在、設定されている役割にはチェックマークが付いています。一覧の中からメンバーにつけたい役割を選択し、「保存」ボタンをクリックします。
Facebookページに追加したメンバーを削除するには
また、この画面ではFacebookページに追加したメンバーを削除することもできます。画面左下にある「削除」をクリックします。
Facebookページに友達が追加できない
Facebookページの役割が管理者になっている人だけが友達を追加したり削除したり役割を設定したりすることができる
よくあるご相談として、Facebookページに友達を追加できないというのがありますが、Facebookページに友達を追加することができるのは、管理者という役割を持つアカウントだけです。
まず、ご自身がそのFacebookページの管理者として設定されているかを確認してみてください。
Facebookページに追加しようとしている人が検索されないように設定していると追加できないときがある
Facebookで友達になっていない人を検索したことがあると思いますが、メールアドレスや携帯電話番号では検索されないようにしている友達だと、いくら検索しても見つからないことがあるようです。
Facebookへのログイン環境を変えてみるとうまくいくときがある
たとえばパソコンからFacebookにログインして友達を追加できない時、今使っているブラウザではないブラウザからFacebookにログインしてやってみるとうまくいくことがあるようです。
また、パソコンからはうまくできないけどスマホからだとできたという人や逆の場合もあるのですが、もし上の状態でできないというのであればログイン環境を変えてみるのもいいかと思います。
Facebookページには必ずひとり以上の管理者が必要
Facebookページには必ず「管理者」が一人以上いなければなりません。通常はそのFacebookページを開設した人が管理者となります。
自分ひとりでは管理が難しい、と感じるのであればメンバーに管理者の役割を付けておけばいいでしょう。ただし、Facebookページに追加したメンバーすべてに管理者の役割をつけるのはおすすめしません。
Facebookページの管理者を辞めるときは
Facebookページの管理者を辞めるときは、Facebookページに自分以外に管理者の役割を持つ人がひとり以上いなければなりません。
自分以外にFacebookページの管理者がいない場合は、管理をお願いする人を管理者として設定してから、自分を削除するようにしてください。
もし、自分以外に管理者の役割を与えていない状態でFacebookページから自分を削除してしまうと管理者がいなくなってしまい、Facebookページの管理も設定変更も、Facebookページ自体を削除することも出来なくなってしまいます。
Facebookページのメンバーとして活動することができなくなったときには自分の役割が管理者になっていないか、管理者になっていても自分以外に管理者がいるかを必ず確認してから削除するようにしましょう。
Facebookページを複数のメンバーで運用するなら役割設定をしっかりと。
FacebookページはFacebookアカウントを持っているなら誰でも作成できます。

Facebookページを開設した人は、そのまま管理者という役割が与えられます。
Facebookページにメンバーを追加することで自分以外にページを管理する管理者の役割を設定することができますが、むやみやたらにメンバーに管理者という役割を与えてしまうと、勝手に設定を変えられたりメンバーを追加されてしまったりとややこしいことが起きることも考えられます。
一般的なFacebookページの場合なら管理者は自分、もしくは自分以外に1~2名、後のメンバーは編集者の役割を担ってもらうようにすると問題が起こりづらいと思います。
Facebookページへのメンバー追加も管理者しかできません。また、Facebookページの管理画面に入ることができるのも管理者だけです。
Facebookページを開設した人は、自分が辞めるときには自分をメンバーから削除するまえに必ず、メンバーの誰かに管理者の役割を譲ってからにしましょう。そうしないとFacebookページを管理できる人が誰もいなくなります。
Facebookページをいざ開設しても投稿が少なければ、せっかく「いいね」や「フォロー」してくれた人のニュースフィードに流れる頻度が減ってしまいます。
Facebookページを開設したらメンバーを追加して一緒にページを運営してもらうことで、活発な情報発信を行えるようにした方がいいですね。