PowerPointが市販のパソコンにインストールされていることが多くなりましたね。ただ、WordやExcelとは違って、どうしても「PowerPointはビジネス(仕事)で使うもの」というイメージを持つ人が多く、インストールされていても起動すらしたことがないという話をよく耳にします。
PowerPoint2016の「フォトアルバム」を使えば、写真が自動的に切り替わり再生できるスライドショーが作れます。スライドショーを動画形式(mp4)に書き出すこともできます。
PowerPoint2016でフォトアルバムを作ってみよう
PowerPoint2016を起動し、「ホーム」タブにある「フォトアルバム」ボタンをクリックします。
「新しいフォトアルバム」をクリックします。
「フォトアルバム」の設定画面が表示されます。「写真の挿入元」にある「ファイル/ディスク」ボタンをクリックすると、「新しい写真の挿入」画面が開いてきます。
フォトアルバムに使いたい写真を選択し「挿入」ボタンをクリックします。
「アルバムの写真」の欄に先ほど選択した写真が取り込まれました。不要な写真があれば、ファイル名先頭にある□をクリックしてチェックを入れ、「削除」ボタンをクリックします。
また、読み込まれたファイルの順番を入れ替えることもできます。上の削除と同じでファイル名の先頭にある□にチェックを入れて、上向き矢印ボタンあるいは下向き矢印ボタンを使えばファイルの順序を入れ替えることができます。
「アルバムのレイアウト」では、写真をどのように配置するかを設定することができます。
写真のレイアウトは通常、スライドに合わせる設定になっていますが、他にも
- 1枚の写真
- 2枚の写真
- 4枚の写真
- 1枚の写真(タイトル付き)
- 2枚の写真(タイトル付き)
- 4枚の写真(タイトル付き)
が選択できるようになっています。スライドに合わせる以外に設定すると、写真の枠の形も変更することが出来るようになっています。
- 長方形
- 角丸四角形
- シンプルな枠・白
- シンプルな枠・黒
- 多重枠・黒
- 四角形・背景の影付き
- 四角形・ぼかし
これらの設定が完了したら、「作成」ボタンをクリックしましょう。写真の読み込み・フォトアルバムの作成が自動的に始まります。
PowerPointでクリックしなくても自動的に写真(スライド)を切り替えられるようにするには
これで一応、フォトアルバムは完成!なのですが、今の状態では画面をクリックしないと写真が切り替わりませんので、自動的に画面を切り替える設定「画面切り替え」を設定します。
「画面切り替え」タブをクリックすると、画面切り替え効果がいくつか並んだものが見えます。任意の切り替え効果を選択出来たら、画面が切り替わるタイミングを秒指定しましょう。
「タイミング」のところがクリック時になっているので、チェックを外して「自動的に切り替え」にチェックを入れます。切り替えたい秒数を指定します。
秒数の設定が終わったら、「すべてに適用」ボタンをクリックするとすべての写真に同じ画面切り替え効果を設定することができます。
では、実際にフォトアルバムがどのような動作をするのかを確認してみましょう。「スライドショー」タブをクリックし、「最初から」ボタンをクリックします。
画面がプレゼンテーションモードになり、写真が自動的に切り替わる効果を確認することができます。確認できたら、キーボードのESC(エスケープ)キーを押すと元の編集画面に戻ることができます。
PowerPoint2016で作ったフォトアルバムをMP4として書き出すことが出来る
「ファイル」をクリックし、「エクスポート」をクリックします。「ビデオの作成」をクリックしてから「ビデオの作成」ボタンをクリックします。
保存先はどこでも構いませんが扱いやすいようにデスクトップなどを選んでおけばいいと思います。あとは「保存」ボタンをクリックすれば書き出しが始まります。
ただし、MP4形式のファイルを再生できないプレーヤーやパソコンなどもありますので、そのあたりは確認してもらったほうがいいかもしれません。
相手がWindowsパソコンを持っているなら最後の書き出しのところで、Windows Media Playerに対応したファイル形式に変更して保存することもできます。
PowerPoint2016はビジネスだけで使うにはもったいない?!
PowerPointはビジネス、仕事で使うものと思われがちですが、今回ご紹介したフォトアルバム以外にもいろいろ活用方法があります。
とはいえ、市販されているPowerPointのテキストなどを目にすると、やはりビジネス上の操作方法が多く紹介されています。
余力があれば、また別の使い道もご紹介出来たらいいなと思います。