写真がパッと出てパッと消えるスライドショーを作りたい。PowerPointがあればフォトアルバムでスライドショーが作れる。

PowerPointがあれば、写真がパッと出てパッと消える効果を設定したスライドショーが作れる講師・インストラクター
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先日、ある集まりの代表をされている方からこんなご相談が。

今度の総会で今年の活動内容を撮影した写真をプロジェクターで映して見せようと考えている。できたら、写真がパッと出てパッと消えるみたいなの(スライドショー)を作りたいんだけど、何かいい方法はないかな?

写真がパッと出てパッと消えるというのは、写真がフェードイン・フェードアウトする再生方法のことじゃないかと思いました。Windows10なら再生したい写真をフォルダにまとめてスライドショートして再生することができます。実演してみたところ、もうちょっとこう…みたいな話になり。

もし、PowerPointがあればスライドショーを作ることができるのですが…。そこで、PowerPointがインストールされているかを確認していただいたところ、インストールされていることが分かりました。

PowerPointはスライドを作るのが得意なソフトです。PowerPointなんて使ったことがないと困った感じになったのですが、実は、写真がパッと出てパッと消えるスライドをPowerPointで作成するには「フォトアルバム」という機能を使うと、スライドを1枚ずつ作成するより手間も時間もかけずに済みます。

この記事では、写真がフェードイン・フェードアウトしながら再生されるスライドショーをPowerPointの「フォトアルバム」という機能を使って作る手順をご紹介します。

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PowerPointで写真がパッと出てパッと消えるスライドショーを作る方法

PowerPointで写真がパッと出て(フェードイン)、パッと消える(フェードアウト)スライドショーを作るには、「フォトアルバム」という機能を使います。

手順は、PowerPointの「フォトアルバム」を使って写真をスライドに取り込み、スライドの切り替え効果を設定して完成です。

PowerPointの「フォトアルバム」を使って複数の写真を1枚ずつのスライドとして読み込む

スライドショーに使いたい写真は、ひとつのフォルダーにまとめておくと後の操作がしやすくなります。

PowerPointを起動し、【ホーム】タブにある「フォトアルバム」をクリック

「新しいフォトアルバム」をクリック

「フォトアルバム」の設定画面が表示されます。

「写真の挿入元」にある「ファイル/ディスク」ボタンをクリックすると、「新しい写真の挿入」画面が開いてきます。フォトアルバムに使いたい写真を選択し「挿入」ボタンをクリックします。

「アルバムの写真」の欄に先ほど選択した写真が取り込まれました。

不要な写真があれば、ファイル名先頭にある□をクリックしてチェックを入れ、「削除」ボタンをクリックします。

スライドショーに使いたい写真の読み込みが完了したら、「作成」ボタンをクリックしましょう。

写真の読み込み・フォトアルバムの作成が自動的に始まります。

読み込まれたファイルの順番を入れ替えることもできます。

上の削除と同じでファイル名の先頭にある□にチェックを入れて、上向き矢印ボタンあるいは下向き矢印ボタンを使えばファイルの順序を入れ替えることができます。

「アルバムのレイアウト」では、写真をどのように配置するかを設定することができます。

画面の切り替え効果を設定する

スライド1枚に写真が1枚挿入されたスライドが出来上がりました。

次に、写真(スライド)が切り替わる際、フェードイン・フェードアウトする切り替え効果と、指定した時間で自動的に画面が切り替わるよう設定していきます。

「画面切り替え」タブをクリックし、画面切り替えの中にある「フェード」をクリックします。

これで画面切り替え効果を設定することはできたのですが、この効果は現在プレビュー画面に出ている画面にだけ適用されています。また、現時点ではマウスをクリックすれば画面が切り替わるように設定されています。

時間を指定して自動的に画面が切り替わるよう(マウスをクリックしなくても)に、すべてのスライド(写真)に同じ切り替え効果を適用していきます。

画面右側にある「タイミング」の中にある「画面切り替えのタイミング」の「クリック時」のチェックを外し、「自動的に切り替え」にチェックを入れます。自動的に切り替えの右側にあるのがスライド1枚を表示する時間が指定できます(例では00:05:00、1枚のスライドが5秒で切り替わるように設定しました)。

最後に、「すべてに適用」をクリックして全スライド(すべての写真)に対して同じ効果を適用します。

では、実際にフォトアルバムがどのような動作をするのかを確認してみましょう。「スライドショー」タブをクリックし、「最初から」ボタンをクリックします。

画面がプレゼンテーションモードになり、写真が自動的に切り替わる効果を確認することができます。確認できたら、キーボードのESC(エスケープ)キーを押すと元の編集画面に戻ることができます。

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PowerPointで作成したスライドショーを動画(MP4)として書き出すこともできる

パソコンとプロジェクターを接続し、PowerPointを起動、作成したスライドショーを見てもらうことができますが、パソコンを持ち出せない、プロジェクターとパソコンを接続するケーブルがないなど、PowerPointを起動しスライドショーを再生できないときは、動画(MP4)で書き出すという方法があります。

PowerPointで作成したスライドショーを動画として書き出すとMP4というファイル形式になります。動画を再生できる端末でもMP4に対応していないものもありますので、書き出す前に再生する端末に対応しているファイル形式を確認しておきましょう。

PowerPointで作成したスライドショーを動画(MP4)として書き出すには、「ファイル」をクリックし、「エクスポート」をクリックします。「ビデオの作成」をクリックしてから「ビデオの作成」ボタンをクリックします。

保存先はどこでも構いませんが扱いやすいようにデスクトップなどを選んでおけばいいと思います。あとは「保存」ボタンをクリックすれば書き出しが始まります。

動画ファイルへの書き出しは数分~十数分かかります。

今回は動画ファイルに書き出すところまで解説しましたが、パソコンとプロジェクターを接続するのであれば、動画ファイルに書き出さなくてもPowerPointでファイルを開き、スライドショーとして再生してもらうのもいいですね。

最近のプロジェクターは、USBメモリやSDカードを直接挿しこんで再生できたり、スマホとケーブルやWi-Fiで接続して再生することができたりと、幅広い接続方法が準備されています。

とはいっても、会場で借りることができるプロジェクターがすべての接続方法に対応しているとは限らないので、スライドショーを作成する前に、プロジェクターの接続方法は確認しておいた方がいいですね。

特に、古いプロジェクターだと16ピン(VGA端子)しか接続できないタイプもあり、パソコン側が16ピンの端子に対応していないことも多いので注意してくださいね。

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