Google Search Consoleで平均掲載順位が急落?!そして復活。いったいなにが起きたのか

スポンサーリンク
ブログのアクセスアップ
この記事は約8分で読めます。
記事内にプロモーションが含まれています

いくつかサイトを運営している中のひとつのサイトが、7月あたりからアクセス数がぐんと下がってしまいました。思い当たる節があるとすれば、新規の記事を書いていなかったくらい…。

スポンサーリンク

Google Search Consoleで平均掲載順位が急落?!

今まで順調にアクセス数が伸びていた記事の掲載順位が急落しました。サイト全体のアクセス数ももちろん下がりましたが、不思議なのが週間で一定数アクセス数があった記事(総アクセス数はそれほど多くはない)の掲載順位には変化がなかったこと。

一応、何か手をつけたところはメモしてあるので(ここはアナログ派)、掲載順位が落ち始めたところで何か手をつけたことがあったのかも確認してみましたが、これといったものはありません。

1年ほど前にカテゴリーを整理し、記事を再分類したときにはガクッと順位が落ちたことはあったけれどこれほどの落ちっぷりは…。

Google Search Consoleで平均掲載順が急落した原因を探ってみることにしました。

スポンサーリンク

Google Search Consoleで平均掲載順位が急落した原因を探る

ペナルティを受けてしまった?!

まず、疑ったのはやはり「Google ウェブマスター向けガイドライン」に違反してしまった、つまりペナルティを受けてしまったのではないかと。

このペナルティを受けてしまうと、検索順位が下落したりインデックスが削除(圏外に飛ばされる、と表現する人もいる)されたりします。

ペナルティには大きく分けて「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」があります。

  • 手動ペナルティを受けた・・・Google Search Consoleで確認できるし通知も出る
  • 自動ペナルティを受けた・・・Google Search Consoleでは分からない。通知も来ない

手動ペナルティを受けると通知がでるし、メッセージも届くようです。ペナルティの原因となった事象を解決し、再審査を受ける(リクエスト)こともできるとのこと。

確認しましたが、手動ペナルティは受けていませんでした。ということは、自動ペナルティ…なのか。

自動ペナルティを受けている場合、その原因を特定することはできないようです。

ただ、自動ペナルティの中には検索アルゴリズムによるものがあるそうで、アルゴリズムのアップデートの影響で順位変動が起きることがあるそうです。

検索アルゴリズムのアップデートとは?

検索アルゴリズム?確かどこかで聞いたことがあるような…と、検索アルゴリズムのアップデートについて調べてみると、アップデートには「パンダ・アップデート」と「ペンギン・アップデート」というのがあると分かりました。

パンダ・アップデートとは

低品質なコンテンツが検索結果上位に表示されにくくするために行われるGoogleの検索アルゴリズムのアップデートのこと

ここでいう”低品質なコンテンツ”とは

  • 専門性が低い
  • 記事より広告の割合のほうが多い
  • 独自性(他の人が書いた記事と似ている、コピーなど)が低い

などが挙げられていました。これは記事を書いていく上でそうならないように意識はしているけれどそう判断されてしまったのかもしれない…と掲載順位が下がった原因としては考えられるな、と。

ペンギン・アップデートとは

リンクプログラムなどを使って自分のサイトにたくさんリンクさせることで検索順位を上げようとするサイトの掲載順位を下げる取り組み

昔、外部サイトからたくさんリンクされているほうが検索順位の上位に掲載される時代がありました。そのことを利用し、「あなたのサイトを掲載順位の上位に表示させますよ」という誘い文句?で大量に外部サイトからのリンクを発生させるような仕組みがありました。

これだと先ほど書いた”低品質なコンテンツ”の記事だとしても、外部サイトからのリンク数が多いので掲載順位が上がってしまいます。そこで、取り入れられたのがペンギン・アップデートというものです。

これ自体の存在は知っていたのですが、それが「ペンギン・アップデート」と呼ばれていることを今回初めて知りました…。勉強が足りませんでした。

上に書いたふたつのアップデートのうち、考えられるのは「パンダ・アップデート」の影響を受けたのかなと。でも、確証は持てません。ここであれこれ記事に手を加えるより、Googleのウェブマスター向けガイドラインをもう一度読んでできることをやってみることにしました。

Google Search Consoleで平均掲載順位が急落した後にやってみたこと

Googleのウェブマスター向けガイドラインに書かれている、使用しないようにする手法はすべて使っていないことを確認しました。念のため、サイトがハッキングされていないかも確認しました。

次にやってみたのは

  • 記事のリライトより新規の記事を書くことを優先させた
  • 重複した記事内容がないかをチェックして削除
  • 画像の最適化(小さ過ぎる画像を幅1000ピクセル以上の画像に差し替え、プラグインを使って画像の圧縮)
  • 記事内容を説明するために挿入している画像には代替テキスト(Alt)を
  • レンタルサーバーのコンテンツキャッシュを導入

です。

記事のリライトだけに集中し過ぎない

現在、投稿されている記事におかしなところがあると思うと、過去記事をリライトしたくなりますが、その時間を新規記事を書くことに充てました。

明らかにおかしな言い回しや記事を構成している流れがおかしなところ、順番を逆にしたほうが読みやすい、といったことは確認し、必要に応じて修正してはいましたが、新規の記事を書いていくことも同じくらい続けていました。

特に、アクセス数の多かった記事のリライトについては、見出し(h2やh3など)と内容がマッチしていないところもあったので修正したり、記事内容の順番を入れ替えたり、古くなっている内容は取り消しを使いながら、新しい記事としてアップしたほうが分かりやすくなるなと思うものは新規記事を書き、取り消したところからリンクさせるようにしました。

画像を最適化する。代替テキストを入れる。

操作説明などにキャプチャ画像を多く使っているのでプラグインを使って画像を圧縮する、記事内容に関係している画像には代替テキストを入れていきました。

あとは、小さなサイズの画像を大きなサイズの画像に差し替えました。だいたい長辺が1000ピクセル程度にしてみました。

コンテンツキャッシュを導入してみる

表示速度が遅いのも気になっていたので、サイトを置いているレンタルサーバのコンテンツキャッシュを導入してみたりしました。

Google Search Consoleの平均掲載順位が急落した後の話

掲載順位が急落し、数ヶ月かかってやっと掲載順位が急落する前まで戻る間、モチベーションの維持が本当に難しかった。何をやっても一向に回復しない順位を見るたび、これだけやっても成果が出ない…、今まで何をやってきたんだろう…と落ち込む日々が続きました。

ただ、そんな中でもサイトからお問い合わせをいただくことがあって、それが解決したよ、ありがとうっていうメールをいただけたのが、(あ、記事が役に立ったんだな)と折れそうになる心を寸でのところで支えてくれました。

それと、平均掲載順位が急落したサイトとは別に2つのサイトを運営していたことも大きなダメージにならずに済んだ要因。

この2つのサイトは安定したアクセス数、掲載順位をキープしてくれていたことも折れそうな心を支えてくれていたと思います。

もし、サイトを1つだけ運用していたら、そこだけに集中するわけですから、精神的にはもっと辛かったんじゃないかと思います。

「コアアルゴリズムのアップデートによる2019年6月4日からの順位変動について」という記事を発見

そんなことをうだうだと考えながら折れそうな心をなんとか保ちつつ、2ヶ月が過ぎたところで、いつも読ませてもらっているSEOラボさんで【Google大変動】コアアルゴリズムアップデートによる2019年6月4日からの順位変動についてという記事を見つけました。

そこで、Google Search Consoleで過去12か月分のグラフを見てみると、3月から4月の間と6月後半から9月前半までの間、恐ろしく下落していました。

平均掲載順位の落ちたグラフ

SEOラボさんの記事を読むと世の中の(ネット上の)動きが分かるので興味深く読ませていただいています。本当にありがとうございます。

で、掲載順位が急落したサイト以外も確認してみたのですが、グラフの変動はほぼありませんでした。

2019年9月10日、平均掲載順位が急落前の順位に戻った?!

アルゴリズムの影響をもろに受けた可能性のあるサイトですが、2019年9月10日にいきなり急上昇し始め、急落する前の状態に表示回数もクリック数も平均掲載順位も戻り始めているようです。

アルゴリズムの影響をもろに受けてしまったのかどうかは絶対というところまでは見定めることはできませんが、多少の影響があったと考えることができそうです。

スポンサーリンク

結局、Search Consoleの平均掲載順位が急落した原因を特定することはできませんでしたが、コアアルゴリズムのアップデートが行われたときに順位が大きく動いているのは確か。

今回の急落は正直、そのサイトを諦めようか(もう更新しないでおこうか、という意味)と思いましたが、それでも読んでくださっている人たちがいること、わざわざメールで問い合わせまでしてくださり、お答えした内容に対して結果を知らせてくれたうえにお礼まで…。少しでも自分の経験を元に書いた記事が誰かのお役に立てている、そのことが折れそうな心をずっと支えてくれていました。

今後も今まで以上に誠実に記事をアップしていけたらと思います。

タイトルとURLをコピーしました