ブログにはブログ記事を仕分けることができる「カテゴリ」があります。ところが、このカテゴリを「日記」とか「雑記」という一括りにしてしまっているブログが多く見受けられます。
ブログもホームページも書いた記事の分け方はとても重要なのです。しっかりと分類してあげることによって、あなたのホームページやブログを読んでくれる人の読みやすさが向上するからです。
記事を仕分けるカテゴリ。うまく使えば読み手にやさしいブログになる
ホームページは、ブログと違い、最初からどんなページを作り、どのページからでもリンクされていて、読み手が迷子にならないようにしっかりと設計して作成しなければなりません。
けれどブログはそういった下準備を必要とせず(といっても読み手にやさしいブログを作るなら下準備は必須ですが)、思い立ったらすぐに記事を書いて公開することができます。
でも。カテゴリを考えずに投稿されたブログ記事は整理されていない机の上と一緒で、読み手にとって価値のあるブログ記事にたどり着く道筋が整理されていないと、せっかくあなたのブログ記事にたどり着いてくれた人に同じような傾向の記事を書いているにも関わらず読んでもらえない、そんなことが起きてしまう。それってもったいないと思いませんか?
カテゴリはブログを開設してすぐに作ったほうがいい…とはいうけれど
とはいっても最初からカテゴリを準備して記事を書くというのは難しいかもしれません。
そこであなたの書いているブログ記事をすべて読んでみましょう。闇雲に書いているようでも傾向というのは必ずあります。
できれば開設した当初からカテゴリをしっかり構築してもらいたいところですが、記事を書き始めた時にそれをしようとするとハードルが高いかもしれません。
できれば20記事くらい書いたところで傾向を読み取れるといいのですが、もう100記事くらい書いてます!という人には相当な労力を要しますので、少しずつで構わないので読み返してみましょう。
カテゴリに付ける名前。適当に付けてはいませんか?
傾向が分かれば、記事を仕分けるためのカテゴリを作りますが、ここでひとつポイントが。
カテゴリに付ける名前です。どんな名前を付けますか?日記?雑記?漠然としていますね。そうではなくブログ記事によく使っている言葉で、知っている人が多い言葉をカテゴリの名前として付けましょう。
たまに英語のカテゴリ名を付けている人がいますが、これだとパッと見て意味が分からない可能性があります。
読み手がパッと見て分かりづらい、一般的にはあまり使わない言葉をカテゴリ名には使わないようにしてもらったほうがいいかなと思います。
読み手がどんな記事が分類されているかというイメージを持つことができるようなカテゴリの名前を付ける、これがカテゴリに付ける名前を考えるコツです。
ブログのカテゴリの作り方
ブログのカテゴリはいくつも作成することができますが、できれば大きく分けて3~5つ程度にしておくとよいのではないかと思います。
たとえば料理ブログを書いているなら、和食・洋食・中華・デザート・キッチングッズのように。
そして、カテゴリの中にもう1階層、サブカテゴリを設定するというのもいいかもしれません。和食というカテゴリの中に肉を使った和食・魚を使った和食・野菜を使った和食…という感じ。
ブログのカテゴリを使うことで記事を掘り下げて書くことができる…かも
あと、これはカテゴリという話から少しそれてしまいますが、ブログ記事を書いていると、「あれも書きたい」「これも書こう」と思うからか、話にまとまりが無くなってしまったという経験はないでしょうか。
カテゴリを分けておくと、カテゴリを意識した記事を書くことができるので、記事の中にいくつもの情報が組み込まれることがなくなるのかもしれません。
検索エンジンに拾われるのはブログ記事。そこからたくさんの記事を読んでもらうには
検索エンジンを使って検索する人なら経験があると思うのですが、検索結果の中にブログ記事が入っていることがありますね。
ということは、ブログのトップページへのアクセスより記事単体へのアクセスがあなたのブログを知るきっかけになっているということになります。
そして、ブログ記事には同じ分類に含まれている記事がリストとして表示されます(関連記事と呼んだりしますね)。
検索エンジンでたまたまあなたのブログ記事にたどり着き、関連記事をたどってあなたのブログを回遊する。
ブログを読んでくれた人にとって役に立つ、関心を深めることができるかもしれないし、あなたにとってはブログ内の回遊率を上げることができるかもしれない。
読み手にやさしいブログというのは、読み手目線で作られたものであって書き手が優先されるものではない、個人的にはそう思います。