PowerPointのスライドマスターに設定した書式がすべてのスライドに反映されない

講師・インストラクター

PowerPointで書式を変更しようとするとスライドごとに書式を変更する手間がかかります。

数日前、個人経営の社労士さんから「PowerPointでスライドを作っているが、スライドマスターに設定したはずの書式がまったく反映されない」と相談を受けました。

お電話で操作説明をしたのですが、事務所に来て直接指導してほしいとのことで、事務所に伺ってスライドマスターの使い方についてお話してきました。

スポンサーリンク

PowerPointのスライドマスターに書式を設定しても反映しない理由は

スライドマスターで書式を変更すればすべてのスライドに書式を反映させられる、とネットで調べてやってみたけれど、すべてのスライドに書式が反映されないとのこと。

そこで、スライドマスターを見せていただくと、スライドマスターに設定した書式がすべてのスライドに反映されていない原因が分かりました。

スライドマスターの「タイトルとコンテンツ」に書式を設定していたから

PowerPointのスライドマスターを開くには、PowerPoint2016の場合、表示タブをクリック→「スライドマスター」ボタンをクリックします。

表示→スライドマスター

スライドマスターの画面が開くと、左側にそのスライドが持つマスターが一覧で表示されています。

マスター一覧をよく見てください。マスターの一覧にスクロールバーがあるのが分かるでしょうか。

 

スクロールバーが途中になっていますね。スクロールバーを上方向に動かしてみると、他のマスターより少し大きなマスターがあります。

 

実は、このひとつだけ大きなマスターに書式を設定すればすべてのスライドに書式が反映される仕組みなのです。

つまり、スライドマスターに設定した書式などがすべてのスライドに反映されないのは、このひとつだけ大きなマスターに書式を設定しておらず、個別のスライドマスターに書式を設定したがために、スライド全体に初期などが反映されなかったというわけです。

大きなマスターに改めて書式を設定し、スライドマスターを閉じてみるとすべてのスライドに書式が反映されました。

PowerPointのスライドマスターは、レイアウトごとに用意されている

すべてのスライドに使いたい書式や設定などがあるなら、一番大きいスライドマスターに設定を行い、レイアウトごとに設定したい書式や設定は、それぞれのレイアウトごとに準備されたスライドマスターに設定するようにします。

たとえば、PowerPointのレイアウトで一番よく使うものといえば「タイトルとコンテンツ」。この「タイトルとコンテンツ」のレイアウトだけに書式を設定してみましょう。

スライドマスターを表示させ、「タイトルとコンテンツ」のスライドマスターを選択します。

マスタータイトルの書式設定となっているプレースホルダーに色を付けてみます。「ホーム」タブをクリック→「図形の塗りつぶし」をクリック→オレンジをクリックすると、プレースホルダーがオレンジで塗りつぶされます。

確認ができたら、「スライドマスター」タブをクリック→「マスター表示を閉じる」ボタンをクリックします。

通常の編集画面に戻りました。2枚目が「タイトルとコンテンツ」のレイアウトを適用したスライドです。1枚目はタイトルスライドですので、枠は塗りつぶされていません。

では、今度は先ほど説明した大きなスライドマスターの「マスタータイトルの書式設定」というプレースホルダーを青色で塗りつぶしてみます。

先ほどと同じようにスライドマスターを表示させ、一番大きなマスターを選択し、「マスタータイトルの書式設定」というプレースホルダーを選択し、図形の塗りつぶしで青色を選択してスライドマスターを閉じてみます。

1枚目(タイトルスライド)だけが青く塗りつぶされていますね。先ほど設定した「タイトルとコンテンツ」のレイアウトを使っている2枚目のスライドには適用されていません。

では、3枚目のスライドのレイアウトを「2つのコンテンツ」にして新しいスライドを追加してみます。

タイトルのプレースホルダーが青く塗りつぶされていますね。

このように、スライドマスターにある一番大きなマスターに設定した書式はすべてのスライドに反映されますが、個別のレイアウト用のスライドマスターに設定された書式などはそのレイアウトを選択した時だけ反映される、つまり、大きなマスターに設定した書式などより個別のレイアウト用に準備されているスライドマスターに設定した書式が優先される、ということが分かりました。

PowerPointのスライドマスターに設定した書式が反映されないのは、個別のレイアウト用に準備されたスライドマスターに書式を設定していたから

PowerPointのスライドマスターには全体的に書式や設定を反映させることができる大きなマスターと、レイアウト別に準備されたスライドマスターがあるということをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

わたしは、PowerPointでスライドを作成するとき、まず初めにスライドマスターの一番大きなマスターに基本的な書式を設定し、よく使う「タイトルとコンテンツ」、「タイトルのみ」、「2つのタイトル」の書式を個別に設定してからスライドを作り始めるようにしています。

特に、フォントをスライドを追加するたびに変更するのは手間がかかるので、基本的に使用するフォントを必ず先に設定しておくようにしています。

それから不要なレイアウトはスライドマスターで削除するようにもしています。スライドマスターがデータ容量的にどれくらいの大きさになるかは分かりませんが、PowerPointのファイルサイズが少しは小さくなるかな、と。

PowerPointを制するならスライドマスターをマスターしよう

スライドマスターを使えば、スライドを追加するごとに書式を変更する手間が省けますし、独自のレイアウトやデザインを作ればオリジナリティも出せます。

PowerPointを使うと、どのプレゼンテーションでも似たようなスライドになりがちですが、スライドマスターを使ってオリジナルのレイアウトやデザインを作ることができれば少しは目を引く、かもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。

ホームページ開設・運用、リニューアルのご相談や、SNS・ブログの運用サポート、市民活動団体のIT活用提案・サポート、Webライティングを行っています。
また、県内各所にてパソコン操作講習会やSNS活用セミナーなどの講師もしています。

wseedkをフォローする
講師・インストラクター
スポンサーリンク
wseedkをフォローする
だぶるしーど