拡張子が「heic」の画像ファイルはiOSのみで開くことができる

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先日、クライアントさんから「ホームページ用の写真をGoogleフォトで送る」とメッセージが来て、ダウンロードした写真を開こうとしたら「このファイルで動作する追加のコーデックをインストールします」とメッセージが出ました。

Googleフォトからダウンロードした写真を開いたら「このファイルで動作する追加のコーデックをインストールします」と表示された

この「heic」という拡張子がついた画像は、Googleフォト上ではちゃんと開くのですが、パソコンにダウンロードすると開くことができず、コーデックがどうのというメッセージが出てきてしまいます。

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Windowsパソコンで拡張子が「heic」の画像を開くにはアプリが必要、らしい

HEIF画像拡張機能のインストールが必要らしい…が

拡張子が「heic」になっているのも気になりますが、コーデックというのも気になりつつも「コーデックをダウンロードします」とあるのでクリックしてみたところ、Microsoft Storeが開き、HEIF画像拡張機能というアプリのページが開いてきました。

Windows Insider プログラムって何?

拡張子がheicなのに、HEIF画像拡張…。それにダウンロードボタンはグレーアウトしています。おまけに、「このタイトルは、無料のWindows Insider プログラムに含まれている便利な新機能によって動作します。今すぐ参加するにはURLにアクセスしてください」とあります。

Googleフォトで編集するとjpegでダウンロードできる

なんだかよく分からないのでMicrosoft Storeを閉じ、Googleフォトからダウンロードした、拡張子が「heic」の画像を開く方法がないかを調べてみると、Googleフォトで写真自体に少し編集を加えるとheicではなくjpegの拡張子でダウンロードできるとありました。

ブラウザからGoogleフォトへログインし、heicという拡張子でアップロードされた写真を開き、画面上の方にある「編集」をクリック。「基本的な補正」をクリック、「明るさ」のスライダーを大きく変化しないよう少しだけ動かして「完了」をクリックします。

Googleフォトでダウンロードしたい写真を開き、編集をクリック。「基本的な補正」をクリックし、明るさのスライダーで少しだけ調整してから完了をクリック

heicとは、iOSのみで開くことができる画像ファイルの拡張子らしい

ところでこの画像の拡張子「heic」、見たことがないので調べてみると、

High Efficiency Image File Format (ハイ・エフィシエンシー・イメージ・ファイル・フォーマット、略称:HEIF、ヒーフ) は、Moving Picture Experts Group (MPEG) によって開発され、 MPEG-H Part 12 (ISO/IEC 23008-12) で定義された画像ファイルフォーマットである。1枚の画像やイメージシーケンスに使用される。HEIF方式による画像ファイルにはheifやheic[注 1]といった拡張子が使われる。

引用元 High Efficiency Image File Format ウィキペディア

とのこと。これではよく分からなかったのでもう少し調べてみると、このheicという拡張子のファイルはiOSでのみ扱うことができる画像ファイル形式だと分かりました。Windowsパソコンでは開くことができないのはこのせいだったんですね。

iPhoneのカメラで撮影した画像のフォーマットが「高効率」になっているとこの「heic」という拡張子で保存されるらしく、「互換性優先」になっていると「jpeg」という拡張子で保存されるということのようです。

クライアントさんは「高効率」の画像フォーマットのまま撮影した写真をGoogleフォトにアップロードしてくれたということのようですね。

初めて見た拡張子でしたが、そんなフォーマット設定があることを知ることができました。

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