
Googleフォームで作った申し込み画面で(携帯や固定)電話番号の初めの「0」が消えてしまうのですが、どうすればいいですか?
Google フォームを使って参加申し込み画面を作成した方から問い合わせがありました。実は、Excelでも同じようなことが起きます。たとえば、携帯電話番号をハイフンなしで入力しセルを確定すると、先頭の「0」が表示されません。


携帯電話番号をハイフンありで入力すれば、先頭の「0」は表示されます。


申込者がGoogleフォームに入力する際、ハイフンありで携帯電話番号や固定電話番号を入力してくれるよう、「説明」欄に注意書きを掲載しておくというのもひとつの手。ですが、携帯電話番号や固定電話番号を入力することに慣れている方ならともかく入力に不慣れていない方からすれば手間がかかってしまうかもしれません。
この記事では、Googleフォームに入力した携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」が消えてしまったときの対処方法について、わたしがやっている操作方法をご紹介していきます。
Googleフォームに入力した携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」が消えた場合の対処方法
Google フォームからダウンロードする前に表示形式を変更しておく
Google フォームから回答をダウンロードする前に、スプレッドシートで回答を開いて表示形式を変更すると携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」が消えないように設定していきます。
Google フォームの回答を開き、緑のアイコン(回答をスプレッドシートに表示)をクリックし、Google スプレッドシートで回答を開きます。

この時点では、携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」は表示されています。
携帯電話番号や固定電話番号が入力されているセルをすべて選択し、「表示形式」タブをクリック→「数字」→「書式なしテキスト」をクリックします。

選択した範囲に入力されている携帯電話番号や固定電話番号などの頭に「’(シングルクオーテーション)」が付きました。Excelでシングルクオーテーションが頭についている数値は見た目は数字ですが、Excel上の扱いは「文字列(計算対象にならない)」となります。

あとは、回答ファイルをExcelで操作できるよう、「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Excel(.xlsx)」をクリックして、PCにダウンロードします。

Excelで携帯電話番号や固定電話番号の先頭の「0」を表示形式を使って追加する
Excelで文字化けせずに開くことができるようになったCSVファイルを開くと、携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」が消えています。
ひとつずつセルを選択、先頭に「0」を入力するにはとても手間がかかります。
そこで、携帯電話番号や固定電話番号の先頭に「0」を表示形式を使って追加していきます。

携帯電話番号や固定電話番号の初めの「0」が消えてしまったセルを選択し、「ホーム」タブにある、表示形式横の▼をクリック→「その他の表示形式」をクリックします。

セルの書式設定の画面が開いたら、「表示形式」タブが選択されていることを確認し、「分類」を標準からユーザー定義に変更、種類の欄に入力されているG/標準の先頭をクリックし、「”0″」と追加して、「”0″G/標準」となったらOKボタンをクリックします。

セルの書式設定にある表示形式を変更すると、選択範囲に入力されている携帯電話番号や固定電話番号の先頭に「0」を追加することができます。
Googleフォームに携帯電話番号や固定電話番号など先頭に「0」が付いた数値を入力すると、Google スプレッドシートで開くと問題なく表示されますが、ダウンロードしてExcelで開くと電話番号の「0」が消えてしまいます。
これはExcelの数字のみが入力されたセルを「数値」とするため、先頭の0を表示しない(無いことになる)ようになっているからです。
Googleフォームの回答をダウンロードしてExcelで開いたとしても電話番号の先頭の0が消えないようにするには、Googleスプレッドシートで開いて表示形式を「書式なしテキスト」に変更してからダウンロードするか、ダウンロードしたCSVファイルならExcelの書式設定の「表示形式」を「”0″G/標準」にし、先頭に「0」を追加するかを試してみてください。