ブラウザ上でホームページを作成することができる「ジンドゥー(Jimdo)」。用意されているレイアウトをいろいろ試してみて気に入ったら適用、気に入らなければ元のレイアウトに戻すことができるのが大きなメリット。
ところが、先日、ジンドゥーでレイアウトを変更したら元のレイアウトに戻すことができなくなったと問い合わせがありました。
結論から言うと、ジンドゥーは2016年6月30日をもって新レイアウトに移行したため、ホームページに適用していた旧レイアウトから新レイアウトに変更すると、旧レイアウトに戻すことができません。
問い合わせいただいた方のサイトはそれ以前に作成されたもの、つまり旧レイアウトが適用されていたサイトだったため、新レイアウトを適用した時点で旧レイアウトに戻すことができなくなったのです。
ジンドゥーの旧レイアウトから新レイアウトに移行するとどうなる?
サイトに掲載したコンテンツが消えてしまう?
ジンドゥーの旧レイアウトで作成したサイトを新レイアウトに移行すると、今まで公開していたコンテンツはどうなるのでしょう。
ジンドゥーの旧レイアウトから新レイアウトに移行した場合、旧レイアウトに掲載していたコンテンツは多少位置などが変わってしまう可能性はありますが、消えてしまうことはありません。
ただし、外部サービスの一部は表示できなくなることがあるようです。
ジンドゥーの新レイアウトに移行するメリットはある?
スマホで見やすくなる(レスポンシブ)
ジンドゥーの新レイアウトに移行すると新しいコンテンツが利用できるようになります。また、最近はスマホでサイトを見る人が多くなったので、旧レイアウトのスマホ表示より新レイアウトのスマホ表示の方が見やすくなっています。
コンテンツが消えることはないので、スマホ表示に対応した新レイアウト(レスポンシブ)に移行されることをお勧めします。
レスポンシブなレイアウトが増えた
次に、上のこととも被るのですが、レスポンシブデザインが採用されたレイアウトの数が増えました。
ちなみにレスポンシブとは、そのサイトを閲覧している端末によってレイアウトを変更できる仕様のこと。
一昔前なら、PCからの閲覧用とは別に携帯電話からの閲覧したとき用にページをもうひとつ作らなければなりませんでしたから、それはまあ面倒な作業でした。
その時代よりさらにサイトを閲覧できる端末が増えた今、端末ごとにページを作るなんていうことはしなくてもよくなり、1つのページを端末ごとにレイアウトを切り替えられる仕組み、レスポンシブが利用できるというのは、作業工程を短縮できるし、Googleなどの検索エンジンからの評価も高まります。
1カラムデザインが増え、メインコンテンツの表示エリアが大きくなった
Jimdoの旧レイアウトでは、2カラムが主流でした。2カラムとは、メインコンテンツとサイドバーで構成されたレイアウトです。
Jimdoの新レイアウトでは、1カラムが多くなりました。1カラムの場合、サイドバーが無くなるので画面に対するメインコンテンツの表示エリアが大きくなります。
これは推測ですが、スマホからサイトを閲覧する人が増えたのでレイアウトを1カラムにし、表示エリアを大きくしたのではないかと思われます。
テンプレートデザインの「定型ページ」が使えるようになった
Jimdoの旧レイアウトにはなかった機能のひとつとして定型ページという機能があります。Jimdoの新レイアウトの定型ページとは以下の5つのタイプです。
- 「ホーム」…ホームページのトップページに利用できる
- 「概要」…自分のことや団体、企業、店舗のことなどを紹介するのに利用できる
- 「サービス」…商品やサービスの紹介に利用できる
- 「お問い合わせ先」…コンタクトフォーム(メールフォーム)や連絡先を掲載するのに適している
- 「画像」…写真を複数並べるようなギャラリーとして利用できる
ざっくりと定型ページを選択し、あとはパーツを追加したり削除したりしながら自由にレイアウトしていけます。
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Jimdoの旧レイアウトから新レイアウトを適用してしまうともう元には戻れない、のまとめ
Jimdoの旧レイアウトを使ってサイトを開設していて、旧レイアウトのまま使い続けたいなら新レイアウトを適用しないようにしてください。新レイアウトを適用した後、旧レイアウトに戻したくてももう戻すことはできません。
ただ、Jimdoの新レイアウトで変わったことはサイトを編集するうえでいろいろ工夫ができるようになっていますし、スマホからの閲覧が多いサイトであるならJimdoの新レイアウトを採用されると、スマホから見やすくレイアウトされるようになるので移行をお勧めしたいと思っています。
