ある日から、Word2016で画像を挿入すると代替テキストと表示された黒い帯が出るようになってしまいました。何かした覚えがあるかと聞かれるとまったく身に覚えがなく…。他の操作をすると画像の上に乗っかっている黒い帯に代替テキストと表示されたものは表示されなくなるのですが…。
Word2016で画像を挿入すると代替テキストと黒い帯が表示される
Word2016で画像を挿入した直後をキャプチャしたのが下の画像です。
上の画像の赤枠で囲ったところ、「代替テキスト:草、屋外、空、自然が含まれている画像」と黒い帯の上に白い文字で表示されています。
他の部分をクリックするとこの表示は消えるのですが、なんとも気になる表示です。
ちなみに、Word2016の代替テキストとは、
代替テキストは、スクリーン リーダーで読み上げることができ、視力障害のあるユーザーまたは視力の弱いユーザーがドキュメント内の画像やその他のオブジェクトを理解するのに役立ちます。 代替テキストは、画像、クリップ アート、グラフ、表、図形、SmartArt、埋め込みオブジェクト、および音声またはビデオ オブジェクトなどのオブジェクトに追加することができます。
引用元 代替テキストを使用してアクセシビリティを向上させる
と説明されている通り、スクリーンリーダーで読み上げられる、視力障害のある人または視力の弱い人向けのアクセシビリティ機能のひとつです。
アクセシビリティを向上させる機能ということですが、この設定を有効にした覚えはありません。
ちなみに、Word2016の場合、画像を選択(クリック)した状態のときだけ表示される「図の書式」タブにはこのアクセシビリティという項目があり、「代替テキスト」ボタンがあります。
Word2016の「代替テキスト」ボタンをクリックすると、画面右側に代替テキストを入力できるエリアが表示され、もう一度「代替テキスト」ボタンをクリックすると代替テキストが入力できるエリアは非表示になります。
Word2016で画像を挿入すると代替テキストと黒い帯を表示させないようにするには
さて、Word2016で画像を挿入するたびに画像の上に表示される黒い帯がどうにも気になるので、代替テキストという文字が表示されている黒い帯が出ないようにしたいと思います。
Wordの「ファイル」をクリック→「オプション」をクリック
Wordのオプション画面の左側から「簡単操作」をクリック→代替テキストの自動生成の欄にある「自分用の自動代替テキストを生成します」のチェックを外してOKボタンをクリック
一度画像を削除し、もう一度「挿入」タブをクリック→「画像」ボタンをクリックし、同じ写真を挿入してみましたが、黒い帯も代替テキストという文字も表示されなくなりました。
Word2016で画像を挿入すると代替テキストが表示されるようになった、のまとめ
これが正解かは分からないのですが、Word2016のオプションの「簡単操作」の中にある「自分用の自動代替テキストを生成します」のチェックを外したことで、画像の上に黒い帯と「代替テキスト」という白い文字は表示されなくなりました。
いつからこんな仕様になったんでしょうか。それとも自分で知らない間に設定したのかな…という疑問は拭えませんが、Word2016で画像を挿入するたびに表示されていた黒い帯が出なくなったのでよしとするしかありませんね。
代替テキストを普段使わないのでこの機能をオフにしましたが、代替テキストとしてその画像の説明を入力しておくことで、視覚障がいのある人や視力の弱い人がその文書をパソコンに表示させスクリーンリーダーに読み取らせることができるものなので、その存在と使い方は覚えておいた方がいいかもしれません。