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職業訓練校で講師をしていたわたしが「求人の基本的なパソコン操作ってどの程度パソコンが操作できればいいの?」と聞かれたので答えてみた

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今日のご相談

お子さんの入園入学を機に働きたいと思っているお母さんたちから「求人に書かれている基本的なパソコン操作ができる人とはどの程度の操作できればいいということなんでしょう?」とよく聞かれます。

というのも、以前、職業訓練校で5年間講師をさせていただいていた経験がありまして、幼稚園や保育園、幼保園に入園するお子さんを持つ方に向けてお話することがあるのですが、どの程度を具体的に示すのは難しいところがあります。

この世代は、学校にパソコンが導入されており、小学生からパソコンを操作する機会がありますし、自宅にもパソコンが一台あったという話をよく耳にします。

学校で習ったことを業務にそのまま生かせる場合もあれば、職場によっては少し知識を増やした方がいい場合もあるんですよね。

反対に、職業訓練校の講師として採用側とお話する機会があったので、「求人に記載されている基本的なパソコン知識とはどの程度できればいいというものはあるのでしょうか?」と質問してみたことがあります。

ある企業では、以下のように回答してくださいました。

  1. 文字入力、ウィンドウ操作、ファイル・フォルダー管理
  2. 外部機器の使用(デジタルカメラ、スキャナなど)
  3. Wordで文書作成(定型文書を必要に応じて修正・別名保存、写真の挿入や入れ替え)
  4. Excelで表計算(簡単な計算式の入力や関数の使用、表やグラフの作成)
  5. PowerPointでスライド作成
  6. メールで「to、cc、bcc」の使い分け、ファイル添付、ビジネスメールのマナー
  7. ネット検索、情報の真偽を確かめられる、ネットリテラシー、引用、参考文献に関する知識など

こちらの企業は、SNSを利用した情報発信に力を入れておられたため、特に「ネットリテラシー」について理解していてほしいということを話されていました。

ネットリテラシーとは、インターネット上にある情報や事象を正しく理解、判断、活用できる力のことをいいます。インターネット上のトラブルに巻き込まれないようにネットリテラシーを身につけておきたいところです。

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求人に「Word・Excelが使える方」とあるがどの程度Word・Excelが使えればいいの?

求人に「基本的なパソコン操作」ではなく、具体的なソフトが書かれていることがあります。

よく書かれているがWordやExcelなのですが、WordやExcelはほぼどの職場・職域・業種でも使用する可能性があるソフトになってきましたね。

WordやExcelがどれくらい使えればいいかを具体的にお話するのは難しいので、職業訓練校で授業で使っていたテキストを紹介すると

職業訓練校の生徒が卒業するまでに受検したのは、日商PC検定の文書作成、データ活用でした。
※現在は、文書作成、データ活用に加えてプレゼン資料作成もあります。

話が少しそれてしまいますが、WordやExcel、PowerPointのスキルを証明するには、他にMOS(Microsoft Office Specialist)や

MOSには一般レベルの「MOS」と上級者レベルの「MOS Expert」があります。仕事を始めてみて、もっと効率よく操作したいと考えるようになったらMOSを受検してみるのもありだと思います。

上のソフトの操作も含めたパソコン操作全般の検定、P検 ICTプロフィシエンシー検定試験もあります。

個人的には認知度からいうと日商PC検定になるかなと思いますが、パソコン操作全般の操作を学ぶことができるP検がお勧めです(ただし、認知度が低いのが難点)。

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パソコンスキルは後からでも身につけられる

分からないことは自分なりに調べる。調べた結果、うまくいかないときは教えていただく

パソコンスキルは、その職場によって必要なものが違ってきます。指示が理解できなかったり言われたとおりにやってもうまくいかなかったりすることはよくあります。

分からないことは自分なりに調べてみて、やってみて、それでもうまくいかないときは分かる人に教えていただく。教えていただいたらお礼を言って、次は教えていただかなくてもできるようにする。

分かる努力をしている人を見て、覚えられない!と頭ごなしに言う人もいるようですが、パソコンの操作スキルというのは、基本からやっている人と自分なりのやり方でやっている人がいるんです。

自分なりのやり方が会社のやり方になっている、なんてことはよくあるんです。

基本的な知識を身につけたうえで、会社のやり方を取り入れてみる。自分に与えられる部分が増えれば改善していくというのもありかもしれませんね。

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